秋葉原店舗インタビュー模型編① ラジコン天国アキバ店 2/3 | コラム | アキバ系.INFO

秋葉原店舗インタビュー模型編① ラジコン天国アキバ店 2/3

〈07年11日02日〉

関西と関東の違い

横井さんが関東に来て一番戸惑ったのはお客さんとの距離感だったそうです。
大阪ではディスプレイを覗いてるお客さんを見つけたらとりあえず話しかけて、なんでもない雑談の中から『何のために何を求めているか』を聞き出して、そのお客さんが本当に必要なものを把握して商品を提供していたそうです。ところが関東では、ディスプレイを覗いているお客さんに「よかったら出しましょうか?」と話しかけただけで、「別にいいです」とディスプレイから離れられてしまう。関西のお客さんに比べて人見知りが激しく、会話から遠ざかろうとするお客さんに本当に悩んだそうです。
「たぶん商品さえ並べておけば、東京のお客さんは勝手に買っていってくれるんです。でもそれじゃ自分の売り方じゃない。そういう売り方はしたくなかったんです」


◆大小様々なラジコンカーが並ぶ店内

横井さんはお客さんとの対話の中からその人が求めているものを提供するというスタンスを、決してやめませんでした。あきらめずにお客さんに積極的に話しかけることで少しずつレスポンスを返されるようになり、今では、大阪時代のように気さくに声をかけてくれるお客さんも少なくないそうです。
「初心者、エキスパート関係なく同好の士としてお客さんとの輪が出来ています。たとえば初心者の方が来店したときに、私に時間があればセッティングに関するアドバイスなどをサーキット場まで一緒に行ってマンツーマンで対応しますし、もし、私の手が離せず対応できない場合でも、サーキット場にいる他のお客さんにアドバイスをお願いすれば快く応じてくれます。そして、そのお客さんの間にも新しい輪が出来ているようです」


◆6Fの広々としたサーキット場